メッセージ
中小企業ならではの経営と事業継続に向き合い、働き方の多様性を実現したい。
私たちはインターネットを活用してお客様の課題解決をサポートする企業です。Web制作・運用の事業と、人材支援の事業を主力として展開していますが、近年は課題解決の幅を社会まで拡大、女性のキャリア支援や地方での雇用創出、DX人材育成といった新規事業の立ち上げも行っています。現在当社が運営している、働き方に関する情報を発信するWebメディア「ラシク」もその取り組みの一環です。
ノヴィータは2006年に、バナーやランディングページを多く制作する会社としてスタートを切りました。当初はベンチャー企業として事業成長するべく、創業者の小田垣が様々な可能性に体当たりに挑戦していく企業風土でした。少数精鋭で属人性が高くスピード感のある組織でしたが、事業継続し取り組みが長くなるにつれて、様々な状況から方針変更せざるを得なかったりする局面も出てきました。
小田垣自身が、事業へコミットする姿勢と考え方に変化が出てきたこともあり、取締役であった私がノヴィータの社長を引き継ぎました。2015年のことです。ほどなくして私自身も出産、育児というライフイベントを経験し、仕事との両立に悩むこととなります。自分と同じような苦労を社員は経験せずとも仕事を継続できるような環境づくりに努めてきました。現在では、ラシクの運営を通じて働き方に関する情報発信を行うほか、
駐在帯同により経歴にブランクが生じてしまって再就職しにくい方に向けた人材サービス「CAREER
MARK」などを通じ、キャリアが途絶えてしまっても働く意欲と才能のある方にチャンスをつくりたいとも考えています。ノヴィータにおいても出産や育児、駐在帯同などライフイベントによる長期間の離職を経験したメンバーが、複数人活躍しています。
私自身は二代目社長であり、既に立ち上がっている事業、そしてそれを担う社員をどう活かして事業継続性を高めていくのかということに向き合ってきました。その中で、新規事業の立ち上げも経験しています。スタートアップと呼ばれる最近の企業経営スタイルは、上場を目指すなど期待されるぶん、組織内外での無理も多くあるようです。事業継続性の見込みがあるのであれば、変化の舵取りをしながら、中小企業らしい手堅く成長する経営を目指していくという方向性もあることをお伝えしたいです。
ノヴィータは20年を超えても、「中小企業らしい経営」を目指して事業継続に取り組んでいきます。
代表取締役 三好 怜子